2015年5月8日金曜日

2015春イベのモチーフ その2(E3、E4)

E3
E3マップ(wikiより引用)


 通商破壊作戦です。通商破壊とは字の通り敵の輸送船や商船、タンカーなどを撃沈することを目的とした作戦です。相手国の軍事力ではなく、経済力を削る作戦ですね。
 このベンガル湾通商破壊作戦を実施したのは第1南遣部隊ですが、臨時編成だったようです。開戦して4ヶ月、当初の予定よりも早く攻略できちゃって割と余裕があるから通商破壊作戦を計画してたら南雲機動部隊がセイロン沖開戦をやりに来たので一緒にやろうず、となったようですね。
 スタート地点の右にあるマレー半島のメルギーという港を出港し、中央・北・南の3隊に分けて通商破壊作戦を実施しました。()は未実装、全部特型駆逐艦です。

 北方隊:熊野 鈴谷 (白雲)
 中央隊:鳥海 由良 龍驤 (夕霧) (朝霧)
 南方隊:三隈 最上 (天霧)

 このマップでは特定艦娘でルート固定等は発見されておらず、ボス前分岐も索敵値での分岐です。その索敵値も割と甘いほうなので、割と自由に編成出来るマップですが、ゲーム的には札が付くので下手に史実艦隊を組んでしまうと後のマップでちょっと損をしてしまうことになります。E5の航空戦を回避する編成の組み合わせはこの3隊が元ネタのようですね。本来は5隊に分かれたので、現時点では警戒隊であった川内と第11駆逐隊でもルート固定できるのでは?と言われているようです。

 何故、史実そのものであるこのマップに特定艦娘によるルート固定が無かったのかは不明です。札システムをめぐる運営とプレーヤーの駆け引きを楽しんで欲しい、という運営からのメッセージなのでしょうか。


E4
E4マップ(wiki画像を加工)

 E4以降は史実には無い戦いですが、マップのマスを良く見ると当時のイギリス軍の配置が反映されていたりして中々に面白いマップです。
 当時、イギリス軍がセイロン島で利用していた港は二つあり、ボスマスのコロンボ港とGマスのトリンコマリー軍港が拠点となっていました。ボスマスのコロンボ港は商業港で混雑しており、トリンコマリーは防空が貧弱で、そして両港共に諜報活動が簡単という欠点があったので、開戦直前にイギリス軍としてはここを拠点にするのは危険と判断し、アッドゥ環礁に拠点を移しています。コロンボ港がボスマスに設定されたのは、ずっと前からイギリス軍がコロンボ港を拠点としていたからだと思われます。
 そんな史実を反映したのか、トリンコマリーのGマスの敵艦隊名は「深海棲艦 リランカ島 港湾部」であり、1年前の春イベで登場した港湾棲姫が配置されています。対空装備が貧弱だったからなのか、空母は配置されていません。ちなみにコロンボ港の敵艦隊名は「リランカ島 主要港湾部」です。コロンボはスリランカ最大の都市で、以前は首都でもありましたが、1985年に遷都されています。
 また、Jマスはインドのボンベイ(今のムンバイ)の位置にあり、日本軍と交戦した後にイギリス軍A部隊が避難した場所です。史実ではボンベイを拠点にはせずに、すぐにアフリカやマダガスカルまで退避しちゃっているので、補給マスに設定されていると思われます。
 そして、度々出てくるアッドゥ環礁ですが、航空戦のIマスの左にある輪のような所がアッドゥ環礁になります。モルジブの一部ですね。史実では、セイロン沖海戦の時点での日本軍はアッドゥ環礁がイギリス軍の重要拠点となっていたことには気づいていなかったので、Iマスは航空戦マスに設定されていると思われます。

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